2011年09月17日

明日はがんばるぞ!…とその前に

最近、マイケル・サンデルというアメリカにあるハーバード大学の教授が書いた本を読んでるんです。

内容はというと…凄く哲学はいってるなーと、でも凄く面白いし興味を惹かれて読んでしまう。
中でも印象に残っているのは

ミニョネット号事件に関しての議論。

ミニョネット号事件はと言うと19世紀に起きた事件でして、1884年頃にイギリス船籍の
ミニョネット号がイギリスからオーストラリアに向けて航行していたが喜望峰から1600マイル離れた

公海上で難破し救命艇で4名全員が遭難しちゃった。というここまでは有りがちなお話なんです。
当然、救命艇には水や食料がほとんど積まれておらず、カブの缶詰2個と漂流5日目に捕まえたカメ以外には

雨水しかなく、漂流18日目には完全に食料も水も底をついちゃったんです。そのため、くじ引きで仲間のために
その身を捧げるものを決めようとしたけど話がまとまらずに時間だけが経過していました。

しかし20日目に船員の中で身寄りもない17歳のリチャード・パーカーという人物が皆の忠告を無視して
海水を飲んで衰弱しちゃって、もう長く無いしコイツ殺してみんな飢えを凌ごうぜと船長と他の船員に

殺害され彼の死体をみんなで食べて血は飲み物にとホラーさながらの事件なんです。

ここで論点となってくるのは、もうすぐ死ぬ人間を殺して残りの人間が生き延びるのは良い事か悪い事か。
というもので、マイケル・サンデルという人を中心にこの事件に関してどう思うのか

個人個人の意見を聞いていくんですが、それがまた面白くまた考えさせられる事ばかり。

ちなみにこの事件、最後はドイツの船に助けてもらってイギリスに帰ってこれたんですけど
帰ってきたら勿論、逮捕されて裁判。

人を殺してしまった殺人罪と船長が仲間に一緒にやっちまおうと話を持ちかけたので
共謀罪と二つの罪状で基礎されてしまうんですが

衰弱してる人間を生かしておいて死んでから食べてからじゃ喉の渇きが潤せないじゃないかと
船長側は殺人を認めたうえで、当時の状況を説明し事情を知ったヴィクトリア女王が

恩赦をして禁固6ヶ月で済まされたというオチが付いているんですが…

話を少し変えて、万引きした人間を見つけそれを捕まえる際に揉みあってふとした結果
相手を殺傷してしまった。この場合、万引きした人間とそれを捕まえようとした店員。

どっちが本当に悪いのか、罪だと批難されるべき人間はどちらなんだろう。

そう考えさせられる本です。

それはそうと、18日まであと数時間といった所ですが楽しみだ!

寝ようにも夜中出発だから迂闊に寝てしまってそのまま朝になったら大変なので
マグプルのDVDみてコスタに魅入ってます!




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Posted by エクセルホビー at 22:55│Comments(0)駄文
 
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